Subject : 熱力学で用いられる単位

カテゴリー: 学びの館

 熱力学で用いられる単位
カテゴリー単位の名称単位記号定義・備考
熱力学温度ケルビン水の三重点の熱力学的温度の1/273.16
温度セルシウス度1atmにおける水の氷点を0℃、沸点を100℃とし、その間を100等分したもの
カ氏度゜Fドイツの学者Fahrenheitが定義した温度
t゜F=5÷9×(t−32)℃
ランキン度゜Rヤード・ポンド系の熱力学的絶対温度
t゜R=5÷9×t−273.15℃
線膨張係数 毎ケルビン−1物体の1Kあたりの伸び率が1になるときの線膨張係数
毎度−11℃−1=1K−1(SI組立併用単位)
熱・熱量ジュール1Jの仕事に相当する熱量
ワット秒W・s1W・s=1J(SI組立単位)
ワット時W・h1W・h=3600J(SI組立併用単位)
カロリーcal1cal=4.18605J(非SI単位)
熱流ワット1sにつき1Jの熱量の流れ
I.T.カロリー毎時calIT/h1calIT/h=0.001163W(非SI単位)
熱伝導率ワット毎メートル毎ケルビンW/(m・K)断面に垂直の方向の長さが1mにつき1Kの温度勾配がある1mの断面を通過して、1sにつき1Jの熱量が伝導される熱伝導率
ワット毎メートル毎度W/(m・℃)1W/(m・℃)=1W/(m・K)(SI組立併用単位)
カロリー毎メートル毎度cal/(s・m・℃)1cal/(s・m・℃)=4.18605W/(s・m・K)(非SI単位)
熱伝達係数ワット毎平方メートル毎ケルビンW/(m・K)1Wの熱流が1mの伝熱面を通過するとき、平均温度差1Kを生ずる熱伝導率
ワット毎平方メートル毎度W/(m・℃)1W/(m・℃)=1W/(m・K)(SI組立併用単位)
カロリー毎時毎平方メートル毎度cal/(h・m・℃)1cal/(h・m・℃)=0.00116279W/(m・K)(非SI単位)
熱拡散率平方メートル毎秒/s物質の熱伝導率W/(m・K)を密度kg/m比熱J/(kg・K)の積で除したもの
平方フート毎秒ft/s1ft/s=0.0929030m/s(ヤード・ポンド系)
熱容量ジュール毎ケルビンJ/K物体の温度を1K上げるのに要する熱量が1Jである熱容量
ジュール毎度J/℃1J/℃=1J/K(SI組立併用単位)
カロリー毎ケルビンcal/K1cal/K=4.18605J/K(非SI単位)
比熱容量・比熱ジュール毎キログラム毎ケルビンJ/(kg・K)1kgの質量の物体の熱容量が1J/Kになるときの比熱
ジュール毎キログラム毎度J/(kg・℃)1J/(kg・℃)=1J/(kg・K)(SI組立併用単位)
カロリー毎キログラム毎度cal/(kg・℃)1cal/(kg・℃)=4.18605J/(kg・K)(非SI単位)
エントロピージュール毎ケルビンJ/K 温度1Kの系に1Jの熱量を可逆的に与えたときのその系のエントロピー増加分に等しいエントロピー


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