Subject   : 金属鉱床(metallic ore deposit)

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 金属鉱床(metallic ore deposit)
 金属元素がその資源として計上される程度まで濃集した岩石(=鉱体)の存在単位。

通常は一連の鉱化作用により形成されたとみなせる鉱体群をまとめて一つの鉱床として扱う。従って規模の大きな鉱床は複数の鉱山として同時平行的に採掘される事もある。

その形状には塊状、層状、脈状等のものがある。
また、その形成メカニズムにより正マグマ鉱床、熱水性鉱床、堆積性鉱床、交代(スカルン)鉱床、風化残留鉱床等に区分される。

 ○ 構造地形(tectonic landforms)
 構造という用語は、動的な構造運動と静的な地質構造という二つの異なる意味で使われる。これに対応して、構造地形も変動地形(tectonic landforms)と組織地形(structural landforms)に分けられる。  このうち変動地形は断層や褶曲などの造構運動で基本的な形態が形成された地形で、組織地形は地層を構成する岩石の性質や断裂にともなう破砕に応じ、差別的に発達する特徴的な浸食地形である。造構的見地から変動地形は動的、組織地形は静的な地形と分けることもできる。  構造地形の特徴は造構運動(地殻変動)の種類や広がりを判読する情報となる例が多く、写真地質学的手法の重要な要素として利用される。
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