Subject   : 音の分類

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 音の分類
 音の分類方法にも色々ありますが、純音 と複合音に分かれます。

 複合音には、楽音 と雑音があります。

● 純音
波が唯一つの音。要するに正弦波の音のことを純音と呼ぶ。 例えば、音叉を鳴らした時の音、時報の音などが純音に分類される。

● 複合音
純音が幾つか混ざりあってできている音のことを複合音と呼ぶ。 楽器の音は、基音と倍音から構成されているが、これなどが複合音の代表的例だろう。 また、人間の発する声も複合音の一種に分類される。自然界でよく耳にする音は、 この複合が圧倒的に多い。

● 楽音
複合音のうち、その波形に周期性があるものを楽音と呼ぶ。楽器の音が代表的なものである。

● 雑音
楽音が周期性を持つのに対して、雑音は周期性を持たない。ただし、例外的に「ハム」と呼ばれる周期性を持つ雑音もある。 音響測定では、この雑音を利用することがある。

ホワイトノイズ
すべての周波数分布が均一である広帯域ノイズ。聴感上、高域が上がったように聴こえる。「シャー」とか「サー」

ピンクノイズ
単位オクターブ幅(例えば50Hz〜100Hz、1kHz〜2kHzなど)当たりのエネルギーが一定のノイズ。バンドノイズとも呼ぶ。「ザー」 最後にもう一つだけ音の種類があります。それは「騒音」です。騒音は、これまでの音の種類とは、少し異なります。 JISでは「不快に感じる音」みたいな表現で、数値的な表現ではありません。例えば、楽器の音にも色々ありますが、 ある音色を不快に思う人にとっては、それは騒音になるのです。「ピアノの音がうるさい」などと苦情を聞かれたこともあるかもしれません。 これは「騒音」に分類されます。ただし、楽音でもあるわけです。また、時報の音も延々と聞き続ければ、 これも苦痛な音、いわゆる騒音となります。
 ⇒ 音(音波)

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