Subject  : クランベリー

カテゴリー: 趣味> 園芸


 クランベリー
 クランベリーはブルーベリーと同じツツジ科の常緑低木で、 原産地は北米からカナダにかけての一帯である。 秋の始めに1〜1.5cmの赤い球状の液果を結ぶ。 果汁は酸味が強いが、アメリカではクリスマスや祝宴などに 食べられる七面鳥料理のクランベリーソースとして利用されることから、 よく知られている果実でもある。
 ネイティブアメリカンの間では、古くから尿路感染症の治療に クランベリーの果汁が使われてきた。 クランベリーがこうした感染症に効果があることは、現在では多くの 研究成果により医学的にも明らかにされている。
 1994年にハーバード大学部で行われた研究によると、クランベリー果汁には尿中のバクテリアと白血球の増加を抑える効果があることが認められている(女性153人を対象にした2重盲検法による試験結果)。また、97年にウェーバー州立大学で行われた研究によると、クランベリー果汁の粉末を使って、尿路感染症の再発防止効果が確かめられている。
 クランベリーが尿路感染症に効果があるのは、古くは、クランベリーが尿を強い酸性にして細菌を増殖しないようにするからだと考えられていた。また、クランベリー果汁に含まれる安息香酸の作用だという説も唱えられたが、現在では、クランベリーのフィトケミカル成分・プロアントシアニジンによる細菌接着阻害作用によるものであることが解明されつつある。このことから、クランベリーには尿路感染予防だけでなく、歯周病や歯肉炎の改善効果、さらにはピロリ菌感染の予防も有効ではないかとする研究も報告され始めた。
クランベリーにはビタミンCが豊富に含まれていて、その量はオレンジやアセロラよりも勝ります。(リンゴの6倍以上)
アメリカではかつて、船乗りたちが壊血病予防のためにクランベリーを食べていました。今では、壊血病はほとんどみられないので、風邪の予防策としてクランベリーが食べられています。

尿のpH(ペーハー)バランスを正常に維持すします。 クランベリーに多く含まれるキナ酸は体内で馬尿酸という成分に変わり、この馬尿酸が尿路における細菌の付着や繁殖を防ぎ、老廃物が溜まるのを防いでくれます。このため、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などの尿路感染症の予防に非常に効果を発揮します。また、尿の異常な臭いやにごりも防ぎ、結石を防ぐ効果もあります。
心臓疾患予防、ガン予防、歯肉炎予防、シミやシワに効果があります。 シミの原因は、紫外線により皮膚に生じた活性酸素がメラニン色素の生成を刺激するためです。 シワができるのも、活性酸素によって、細胞同士をつないでいるコラーゲンというタンパク質がつくられにくくなってしまうからです。
ポリフェノール(アントシアニン)を多く含むクランベリーには、「活性酸素」 を減らす効果があります。
他にも、歯肉炎の最大の原因である歯垢の形成を防いでくれます。

 クランベリーを使った食品としては、クランベリージュースの他、果汁エキスを加えたヨーグルト、ジャム、評価などが販売されており、消費者の人気も高い。
 ⇒ 果実類

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