Subject : レイズドベッド
カテゴリー: 趣味> 園芸
レイズドベッド
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レイズドベッド(立ち上げ花壇)は庭の平面に土留めの縁を作り、中に
盛り土をした花壇のことです。
土の状態が悪く、日当りが足りない場所に無理して植えても、手間がかかる割りに良く育たず美しく見えない事がありがちです。こうした場合のヒントとなるのがレイズドベッド(立ち上げ花壇)です。
平面の花壇よりずっと多くのメリットが生まれます。
栽培上のメリットだけでなく庭を美しく見せる演出の一つでもあります。花壇ではありませんが、日本庭園でも築山のように、石を控え盛り土することで丈夫に育て見せ場を作るという手法がとられてきました。
土留めはブロックにレンガタイルを張ったもの、自然石、レンガなどを積んで土留めとしたレイズドベッド、枕木などを利用したものなど、様々なものがあります。
レイズドベッドの利点は以下のようなものがあります。
@ 排水や日当たりなど栽培条件の向上
排水の良くない地盤では、盛土のよる排水性の回復効果は非常に大きく、根腐されなどがしにくくなります。
盛土用の土を選べばより効果的です。また塀の陰など日が当たりにくい場所では、地盤の高さを上げることで日当りが良くなり育てやすくなります。
縁周りの横に拡がるタイプの植物は一般に泥はねによる痛みや病気が出やすいものですが縁を上げることで、泥はねを受けず風通しが良くなり健康に育ちます。
A 園芸作業が楽になる
花壇の地盤が高くなることで、植え付けや草取りなど手入れ作業が屈まずにでき、株元の状態も見やすく水やりや古葉取り、施肥など楽に良い管理ができます。
区画された花壇なので作業の区切りがつけやすく、結果として庭全体が片付いた美しい状態を保ちやすくなります。
B 庭のデザイン性の向上
土留めの縁の形状や高さの決め方で庭全体に変化とメリハリをつけることができます。
造形的なラインでモダンな感じになり、曲線でやわらかさを出したり、高低差でリズミカルな印象を生んだりできます。
また下垂性の植物はその特徴を使いやすくなり、立ち性の植物と併せて上下の拡がりを見せることができ、花壇全体がボリュームアップします。
縁作りの素材の質感や色の使い分けでも庭の印象を演出することができ、枝づくりでは素朴なカントリー調となりペンキを塗るとまた違ったイメージとなります。
重量感のある枕木、丸太柵やレンガなら直線、曲線好きな形に作れます。
自然石摘みでは石の間のポケットに草花を植え込み、自然な趣きを演出できます。
それぞれの素材や作りに合わせて植物を選ぶと見映えもよくなり、庭全体のグレードアップ、間違いなしです。
⇒
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