証券代行（transfer agent）

　証券会社が会社から株主名簿を預かり、名義書き換えだけでなく、株券の引き換え、分割、併合、住所変更、配当金の計算あるいは新株発行の場合の手続きなど、会社の株式事務を一切代理して行うこと。名義書き換え代理人ともいう。

　証券会社が自発的に投資家のために名義書き換えを取り次いだり、会社から指定されて投資家の名義書き換えを取り次いだりする場合もある。証券会社が担っていた証券事務業務の代行を強化する会社が増えている。

●　証券仲介業 （stock brokerage business）

　証券取引の窓口は従来、証券会社に限られていたが、２００４年４月から、証券仲介制度が導入され、法人や個人が証券会社と業務委託契約を結び、登録を受ければ、投資家と証券会社の取引の仲介が可能になった。
　銀行・証券の業務分離の観点から議論になっていた銀行による参入も同年１２月から可能になった。販売チャネルが拡大することで、証券市場の拡大が期待されている。

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