Subject  : お酢の種類と効果

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 お酢の種類と効果
お酢はお酒のアルコールが、酢酸(さくさん)に変化したものです。 糖分を酵母菌(こうぼきん)によって、発酵させたものが、お酒(アルコール)。 アルコールを、酢酸に変身させてくれるのが、酢酸菌(さくさんきん)です。 お酢は、英語で、VINEGAR(ヴィネガー)といい、 語源は、フランス語のvin(ワイン)とaigre(酸っぱい)からきており、 つまりすっぱいワインのことです。
お酢は、穀類,果実,アルコールのいずれかを使用して酢酸菌によって酸化・酢酸発酵させたものであり、酸度は4.0〜4.5%程度です。
お酢は三種あり、『醸造酢』『合成酢』『加工酢』があります。
醸造酢は、原料の果物等に含まれる糖質酵母など微生物の働きで酢酸発酵させる為、それぞれ原料の含有成分が異なり、独特のコクと効果を発揮します。
● 酢の効用
酢は、疲労のモトであり、血液を酸性に傾ける乳酸を燃焼分解する
酢は、生命を守る副腎皮質ホルモンの生成に役立つ

酢の主成分は酢酸ですが、それ以外にクエン酸、リンゴ酸、 コハク酸や、アミノ酸など 60種類以上の有機酸が含まれています。こうした成分が、 クエン酸回路 を活発にして、代謝が活発になり、疲労や体調不良を 改善します。 そのほかにも、
  • 消化吸収を良くする
  • 乳酸を処理する、血管壁の沈着物を体外へ排出する作用
  • 免疫力の向上
  • ビタミンCの安定吸収効果がある。
  • カルシウムの溶解作用をもち容易に摂取することが出来る
  • 緊張を緩和し、ストレスを和らげる作用を持つ
  • ほかの食品の栄養素の破壊を防いだり、体内での消化吸収率をあげる
  • 硬い肉の軟化作用
  • 魚の臭みをとる・たんぱく質の凝固作用
など、いろいろな効果が知られています。
● 材料による種類
分類 コメント
米酢 食中毒を防ぐ・脱コレステロール作用によって高血圧を改善・疲労回復・肥満を改善・がん細胞に対する増殖抑制効果
ワインビネガー ワインからつくられる酢。もともとブドウが原料のため、果物酢の仲間に入れられる。バルサミコ酢もこの一種。
リンゴ酢 食物を保存したり家の中を掃除する際にも利用される。筋肉痛に効果・高血圧・動脈硬化の症状の緩和・コレステロール値の低下・肥満の解消・疲労体質の改善など
柿酢 動脈硬化予防・高脂血症予防・高血圧改善・血液サラサラ効果・神経痛・関節炎・精力減退・リウマチ・肝臓病・カゼなどの予防改善
梅酢 血液をアルカリ性に保つ浄血作用・新陳代謝を活発にして身体の諸器官を正常化する・クエン酸の働きで疲労回復に効果的である・肝機能を高める効果・体内からの美容効果の他、整腸作用にすぐれ便秘や下痢に効く・殺菌作用がある・胃病やストレスに効果的
黒酢 玄米を原料にした「玄米黒酢」と大麦を原料とした「大麦黒酢」が一般的。ともに長い時間をかけて熟成され、褐色になった色が特徴。
香醋 中国の香醋は、もち米を原料にしているのが特徴。長い熟成期間によって、褐色になっている。
もろみ酢 泡盛や焼酎づくりの過程でできる「もろみ」(酒粕)から作られた酢。クエン酸を多く含んでいる


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