Subject   : アミノ酸

カテゴリー  : 学びの館 > 生化学


 アミノ酸
アミノ酸は、たんぱく質を構成する重要な成分です。 人は、植物が作ったたんぱく質や動物のたんぱく質を食べて、 アミノ酸を分解して吸収し、その多糖類のアミノ酸を使って自分の体に 必要なたんぱく質に作り変えています。
必須アミノ酸とは、人間が体内で生成できないため、 食物などから摂取しなくてはならないアミノ酸のことです。
たんぱく質は、多くのアミノ酸が結合した高分子の化合物で、 炭素、水素、酵素、窒素より構成されています。 窒素を含むことが特徴で、更にイオウを含むものもあります。
タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類が知られています。 そのうち必須アミノ酸の9種類があれば、その他のアミノ酸は体内で 合成できます。
アミノ酸にはそれぞれの機能がありますが、その働きは 「体力アップ」「脂肪燃焼」「肌再生」「集中力アップ」 「免疫力アップ」の5つに分類できます。
アミノ酸 分類 コメント
トレオニン
スレオニン
(Thr)
必須アミノ酸 肝臓に脂肪が蓄積されにくくする。芳香族アミノ酸
ヒスチジン
His
必須アミノ酸 交感神経を刺激するヒスタミンの原料。体内で作られるが幼児の食事に欠かせない。
リジン
Lys
必須アミノ酸 たんぱく質の吸収を促進したり、ブドウ糖の代謝促進や体組織・カルシウム吸収促進など体を成長させるのに必要。
長鎖塩基性アミノ酸
メチオニン
Met
必須アミノ酸 ヒスタミンの血中濃度を下げる。含硫アミノ酸
フェニルアラニン
Phe
必須アミノ酸 気分の落ち込みや記憶力に関係。神経伝達物質を生成。芳香族アミノ酸
トリプトファン
Trp
必須アミノ酸 牛乳に多い。セロトニンの原料、 不足すると精神不安定、催眠障害。 体内でエネルギー源となる。
バリン
Val
必須アミノ酸 分岐鎖アミノ酸。血液中の窒素バランスを調整、筋肉や肝臓に働きかけます。 筋肉の中で代謝されます
ロイシン
Leu
必須アミノ酸 分岐鎖アミノ酸。肝臓や筋肉に働きかける。筋肉の中で代謝。必須アミノ酸の中でも一日の必要量は最多。
イソロイシン
Ile
必須アミノ酸 分岐鎖アミノ酸。神経の働きを助けたり、血管、肝臓、筋肉などに働きかける。筋肉の中で代謝
アルギニン
Arg
(必須)アミノ酸 乳幼児の場合のみ必須、成長ホルモン分泌促進
グルタミン
Gln
準必須アミノ酸 胃腸粘膜の保護作用、筋肉のタンパク合成
プロリン
(Pro)
準必須アミノ酸 Pro は独語名の「縮小」 から。
グリシン
(Gly)


セリン
Ser

細胞膜を構成、保湿成分の一つ
システイン
Cys

皮膚の紫外線防御や抗酸化作用
チロシン
Tyr

脳を覚醒させる神経伝達物質の原料
アスパラギン酸
(Asp)

窒素代謝・エネルギー生産のバランスを取ります
グルタミン酸
(Glu)


オルニチン
成長ホルモンの分泌を通し筋肉増強作用、アンモニア代謝を促進
アラニン
(Ala)

生体のエネルギー生成に重要な役割

● L型アミノ酸とD型アミノ酸
生体内につくられるアミノ酸(天然アミノ酸)はL型、化学的に合成して作られたものがD型アミノ酸です。

● 分岐鎖アミノ酸(BACC)
ロイシン、イソロイシン、バリンの、三種類のアミノ酸のことです。 Branched Chain Amino Acidsの略です。 慢性的に摂取量が不足すると足腰の筋力低下や腰痛を招く原因にもなります。

 ⇒ たんぱく質

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