Subject  : 眠りの質

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  眠りの質
 睡眠で重要なのは、睡眠時間ではなく睡眠の質です。睡眠は身体の休息はもちろん、 脳を深く眠らせて、精神的な疲労を回復する大切なものです。 心と身体の健康をより良く保つために、睡眠のメカニズムを知り、 眠りの質の向上につなげることが大切です。
 睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。睡眠に入ると、まずノンレム睡眠があらわれ、次に浅い眠りのレム睡眠が訪れます。これが睡眠の1つの周期で約90分のサイクルで一晩に4〜5回、一定のリズムで繰り返されています。毎朝すっきり目覚めるためには、眠りの浅いレム睡眠中に起きる工夫をしてみることも大切かもしれません。    ノンレム睡眠 脳が眠っている状態の深い眠り。 居眠りはほとんどがノンレム睡眠で、空いた時間にほんの少し居眠りするだけでも脳の休息になります。 レム睡眠 身体は深く眠っているのに、脳が起きているような状態の浅い眠り。 目覚めの準備状態でもあり、この時に目覚めると気分がすっきりします。
人間は体内で様々なリズムを刻んでいますが、睡眠と深く関わっているのは「体温変化」と「眠気を促すホルモン分泌」という2つのリズムです。以下に挙げる2つのリズムからも判るように、私たちは朝目覚めておよそ15時間後くらいから自然に眠くなるような体内リズムを持っていると言えるでしょう。このリズムを上手に活用して眠りの質を向上させることができたらよいですね。    体温変化 のリズム 朝目覚めると、体内時計の働きで体温が上がり始め、およ15時間後から下がり始めます。その2時間後くらいに私たちには眠気が訪れます。 ホルモン分泌 のリズム 眠気を促す「メラトニン」というホルモンの分泌量がふえるのが、朝目覚めてからおよそ15時間後と考えられています。
「朝の光」と「朝食」で睡眠リズムを整える 人間は約25時間の睡眠・覚醒リズムをもっています。でも、私たちはこれを1日24時間の周期に合わせて生活しています。だから、たいていの人は夜になると自然に眠くなり、朝に目覚めることができるのです。 この24時間の周期に合わせるために重要な役割となっているのが「朝の光」です。朝目覚めたときに身体いっぱいに光を浴びることで体内時計がリセットされて、体温変化やメラトニン分泌リズムが整い、さらに睡眠リズムさえも規則正しく整えることができるのです。そして、リズムを整えるために「朝の光」と同様大切な役割を果たすのが「朝食」です。朝起きたら、まずは「朝の光」を身体いっぱいに浴び、バランスの取れた朝食をとりましょう!

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