Subject : 脱毛について
カテゴリー: 役立つ情報
脱毛について
-
脱毛の現象の中でよく知られているのは、「男性型脱毛」と「円形脱毛症」です。
「円形脱毛症」では、成長期の毛母(もうぼ)細胞が何らかの理由で増えないようになり、休止期の毛に変わるため脱毛します。これに対して「男性型脱毛」は毛の大きさや長さが減少してきます。これは、毛包(もうほう)つまり毛を包んでいる部分が小さくなるのと、毛の成長期が短くなるためです。
「男性型脱毛」は、急に毛が抜けるのではなくて、毛の大きさが小さくなることで、毛が少なくなったように見えるので、よく見ると産毛が残っていることが普通です。進行も緩やかです。
遺伝的な影響も大きいことから、例えば家族の皆の背が高いなどのような個人的な特徴の一つで、脱毛症ではなくて、たんに脱毛といわれます。
「男性型脱毛」には、謎が多いのです。頭の部位毎に男性ホルモンの反応が違っていると考えられます。また、血行障害説を唱える人もいます。
現在、市販されている養毛剤とか育毛剤の多くは、血行をよくさせる成分が主となっています。
最近、話題になっています「ミノキシジル」もそのような物質と考えられています。はじめ高血圧の薬として作られました。しかし、この薬を飲むと副作用として多毛症が生じたのです。特に脱毛の初期の頭頂部に毛を増やすことが分りました。ただ、元の通りの太さに戻すほどの効果はないようで、前頭部よりも頭頂部に効果的なようです。
遺伝子を取り扱う技術が進歩し、遺伝子情報が蓄積されてきたため、将来は毛の育成や毛の周期をコントロールすることも
⇒ 毛の一生
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]