Subject : 髪の美容と健康
カテゴリー: 役立つ情報 / 健康・医療情報
髪の美容と健康
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髪を傷める恐れのあるのは、パーマ、ヘアダイ、アイロン、ドライヤーなどです。美容のためにした処置で、また、まちがった手入れで、髪を傷めている人も多いようです。
- ● パーマ、ヘアダイと髪の健康
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薬液の浸透による毛への影響は避けられない
強い薬液を毛の内部に浸透させて化学変化をおこし、直毛に思いどおりのウェーブをあたえたり、毛を染めたりするのですから、毛に影響を及ぼすことは避けられません。パーマやヘアダイ(染毛剤)を不注意に繰り返していると、裂け毛や枝毛、あるいは断毛をおこしてきます。
パーマは2か月に1回を限度とすること、ヘアダイは少なくとも1か月以上の間隔をおくことが望ましいといわれています。その際も、あとの手入れをきちんとすることが大切です。
また、パーマとヘアダイとを短期間に続けて行うことは、毛の損傷を倍加させます。先にパーマをかけ、1週間以上の間隔をあけてから毛を染めるようにしないといけません。
- ● アイロン、ドライヤーと髪の健康
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アイロンあるいはドライヤーでも、使い方を誤ると毛を傷めます。
髪の毛は熱や乾燥に弱いのです。
アイロンでは、180度の高温で用いる場合、または低温でも毛をはさんでいる時間が長い場合(たとえば150度で20秒間)には、加わる熱によって毛の痛みが激しくなります(毛の成分のたんぱく質が変性する)。
ドライヤーで極端な乾燥をくり返していると、毛小皮が傷んではがれやすく、枝毛の原因となります。
アイロンの効果も得られ、毛を傷めないためには、170度で3秒間程度はさむのがよいという報告があります。
ドライヤーを使うときは、風量を多く、勢はひかえめに、髪との距離は少なくとも20cm以上離し、毛が乾燥しすぎないように心がけます。
- ● ブラッシング
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ブラシで強い摩擦をくり返していると、毛小皮がはがれ毛を傷めるおそれがあります。特にパーマやヘアダイなどで既に傷んでいる毛の場合は、裂け毛、枝毛を生じるのでブラッシングは禁物です。ブラッシングは、整髪程度にとどめ、ヘアクリームなどを塗って、できるだけ摩擦を軽くするように努めましょう。
- ● シャンプー
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現在使われているシャンプーは、中性の合成洗浄剤が主流です。これらの製品は、洗浄力が強く、水によく溶け、使用感もよくなっています。ただ、その強い洗浄力(脱脂力)のために、必要以上に皮脂をとりすぎる点が問題といえます。そこで最近では、シャンプー自体に油分を配合したものが多く出回っています。しかし、油分の除去を目的としたシャンプーに油分を添加しても、その効果にはおのずから限界があります。
洗髪後はシャンプーが残らないよう十分にすすぎをすることが大切です。
失われた油分を補給する目的で、リンス剤およびトリートメント剤が使われます。
トリートメント剤として最もよいのはヘアクリームです。市販のトリートメント剤には、毛の成分(ケラチン)に比較的強く結合する物質を配合したものがあります。特に損傷の激しい毛髪の場合は、こうしたものを塗ったあとスチーマーで加熱するなどの処置も効果があります。
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