Subject  : 薬と食品の相互作用

カテゴリー: 役立つ情報 / 健康・医療情報 


 薬と食品の相互作用
薬と同じ時間帯に食品や飲みものを摂取すると、飲食物との相互作用によって薬の効果が変化することがあり、注意が必要です。
口から服用した内服薬は、食べものと同様に胃や小腸の内壁から吸収されます。このため、消化管内に食べものがあると、薬の吸収が低下することがあります。こうした相互作用は、食事の1時間前か2時間後に薬を服用すればほとんど避けられます。

影響のある薬 相互作用する食品 メモ
アレンドロン酸 あらゆる食品 飲みもの、薬のいずれかを摂取する少なくとも30分前に、真水とともに服用する
抗凝固薬 ビタミンKを多く含む食品(ブロッコリー、芽キャベツ、ほうれん草、ケールなど) 血栓の発症リスクを高めるおそれがある
一部のベンゾジアゼピン系薬(トリアゾラムなど) グレープフルーツジュース 薬の代謝にかかわる酵素を阻害し、薬の効果を強める
カルシウム拮抗薬
エストロゲンや経口避妊薬
HMG-CoA還元酵素阻害薬の一部
ジゴキシン オートミール シリアルに含まれる食物繊維は、大量に摂取するとジゴキシンの吸収を阻害
MAO阻害薬(フェネルジン、トラニルシプロミンなど) チラミンを多く含む食品(チーズ)、ヨーグルト、サワークリーム、加工肉、レバーなど) 激しい頭痛と高血圧クリーゼのような命にかかわる血圧上昇が起ることがある
テトラサイクリン カルシウムを多く含む食品(牛乳、乳製品など) テトラサイクリンの吸収を低下

 ⇒ 薬の相互作用を防ぐには

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]