Subject  : 心を強く、しなやかに育てるために

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 心を強く、しなやかに育てるために
  同じ状況でも強いストレスを感じる人、そうでない人がいます。ストレスにうまく対処できる人のほうが、より快適にくらせますね。

自分の受け止め方や考え方を知り、対処方法を身につけることで、いきいきした生活を送れるようになりましょう。 3つのC、Cognition(認知 物の見方 考え方)、Control(コントロール感覚 、自分らしさ)、Communication(コミュニケーション、人間関係)を 見直しましょう。

 ■ Cognition(認知 物の見方 考え方)
私たちの気分や行動は、そのときに頭に浮かんだ『考え(認知)』によって影響されます。否定的な認知は、自分をつらい状況に追い込んでしまいます。 とはいえ、否定的な認知は私たちにとって自然なもの、決して珍しい考えではありません。 まずは自分の考え方の癖、とくに否定的な認知に敏感になってみましょう。さらに、それを意識してかえることで、ストレスに負けない心を育てられます。

◆ 否定的認知のパターンに注意しましょう。
@根拠のない決め付け
明確な根拠がないのに、自分の思い付きを信じ込んでしまう。
A白黒思考
中途半端で曖昧な考えが許せず、白か黒かをはっきりさせないときがすまない。
B過大評価・過小評価
関心があることを大きく捉え、あまり関心のないことは小さく見えてしまう。
C部分的焦点付け
自分が着目していること、自分にとって気がかりなことばかりを意識し、短絡的な結論を導き出す。
Dべき思考
「〜すべきだった」と過去を思い出し、自分を繰り返し責めたり、自分の行動を制限して自分を責めてしまう。
E極端な一般化
些細な事実を根拠に、「いつもそうだ」「絶対にそうならない」と極端に一般化して決めてしまう。
F自己関連付け
悪いことが起きるとなんでも自分に関連付け、自分の責任にしてしまう。
G情緒的な理由付け
物事をそのときの自分の感情から判断してしまう。
H自分で実現してしまう予言
自分で自分の行動にネガティブな予測を立て、行動を制限してしまい、結果もそのとおりになってしまう。 ネガティブな予測を信じ込み、悪循環に陥ってしまう。

 ■ Control(コントロール感覚 、自分らしさ)
時間や仕事を主体的にコントロールしているという感覚は、こころを上向きにしてくれます。
問題の本質を捉え、対処する能力を身につけ、自分の行動や感情をコントロールしていきましょう。

◆ 問題解決のコツ
@問題をはっきりさせる
 問題に関係していると思われる情報をできるだけ多く集め、整理しましょう。
  ・明確な言葉で、事実として記述する
  ・客観的事実と不確かな推測や解釈を区別する
  ・問題を引き起こしている要因をはっきりさせる

A解決方法として何が考えられるか
 でてきた問題の解決方法をできるだけたくさん考えましょう 。
B解決に向けてのアプローチ
 解決方法の良し悪し、実行可能性、問題解決の可能性を考えましょう。
C解決に向けてアクション
 実行にうつしてみましょう。
D最終評価
 うまくいかなければ最初に戻って繰り返しましょう。

 ■ Communication(コミュニケーション、人間関係)
人と話をすると、それだけで心が楽になることがあります。特に話をしなくても、一緒にいるだけでほっとすることもあります。日頃から人と人とのつながりを大切にし、積極的にコミュニケーションをはかりましょう。

◆ 人間関係をよくするために・・・日頃から心がけましょう
・明るく挨拶、『ありがとう』を忘れていませんか?
 挨拶上手は職場や家庭を明るくして、話しやすい雰囲気を作ります。
 感謝の気持はきちんと『ありがとう』という言葉で伝えましょう。身近な人にこそ大切です。
  ・ちゃんと話を聞いていますか?
 相手の答えを自分でいってしまったり、返事をしないと、コミュニケーションは深まりません。
 まずは相手が話し終わるまで聞くことが大切です。
  ・話し掛けやすい雰囲気を作っていますか?
 目は口ほどに物を言います。
 話し掛けているのにパソコン画面を見ていたりすると、相手は聞いてくれていないと感じます。
 相手が話しかけてきたら、体を向けて相手の目をきちんと見るようにしましょう。
 ⇒ ストレス

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