分類 | メモ | 薬との相関 |
---|---|---|
ドーパミン | 快感、多幸感。運動調節。 過剰だと幻覚・幻聴・妄想(精神分裂病に似た症状)。 不足するとパーキンソン症状が起こりやすくなる | 抗精神分裂病薬は、ドーパミンの働きを弱める |
ノルアドレナリン | ストレスを受けると、闘争か回避の行動を起こす。 長期間回避不能のストレスにさらされた場合、ノルアドレナリンが減少し、 また小さなストレスでも減少するようになる。ノルアドレナリンの減少を 繰り返すと、受容体の感受性が上昇し、小さな刺激に対しても過敏に 攻撃・逃避反応をするようになる。 過剰だと、躁状態が起こりやすい。 不足すると、意欲の低下が起こりやすい。 | 三環形および四環形抗うつ剤、SNRIは、ノルアドレナリンの脳内密度を高める |
ガンマアミノ酪酸(GABA) | 不安、恐怖を押さえる 不足すると、不安、不眠、てんかん発作が起こりやすい。 恐怖症、強迫神経症、不安神経症と関連。 | 抗不安薬、睡眠薬、抗てんかん薬は、ガンマアミノ酪酸の働きを強める |
セロトニン | 感情の安定。他の神経系の統制。 不足するとうつ病やてんかん発作になりやすい。 過剰だとセロトニン症候群(錯乱・発熱・発汗など)が起こりやすい。 | SSRIは、セロトニンの脳内密度を高める。 |
オピオイド (脳内麻薬様物質) |
長期間回避不能のストレスにさらされると、精神活動や感情が麻痺して、 何も感じなくなり、闘争も回避もしなくなる。 このとき脳に分泌されるのがオピオイドである |