Subject   : 塩酸アゼラスチン

カテゴリー  : 学術情報 > 薬学


 塩酸アゼラスチン
 塩酸アゼラスチンは抗アレルギー剤です。 医薬品名はアゼプチンです。

 塩酸アゼラスチンは、 細胞外Ca2+流入を抑制し、5-リポキシゲナーゼを阻害し、細胞内cAMPを上昇させ、細胞膜安定化作用を示す。

 塩酸アゼラスチンは、モルモットの肺切片、ヒトの好中球や好酸球からのLTC4、LTD4、LTB4の産生・遊離を抑制する(ロイコトリエン産生・遊離抑制作用)。

 塩酸アゼラスチンは、ヒトやウサギの好塩基球、ラットの肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制し、抗ヒスタミン作用を示す(ヒスタミンによる、気管筋、回腸の収縮を抑制する:肥満細胞や好塩基球からのヒスタミン遊離抑制作用)。

 塩酸アゼラスチンは、LTB4によるヒトの好中球の遊走、PAFによるモルモットの好酸球の遊走・浸潤を抑制する(炎症細胞の遊走・浸潤抑制作用)。また、塩酸アゼラスチンは、モルモットの好中球からの活性酸素の産生を、顕著に抑制する(活性酸素産生抑制作用)。

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