Subject : 生ワクチン(live-attenuated vaccine)
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生ワクチン(live-attenuated vaccine)
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生ワクチンは、毒性を弱めたウイルスや細菌を使うため、弱毒化ワクチン(live-attenuated vaccine)とも呼ばれる。「生きた」病原体をワクチンとして用いるので、液性免疫(抗体による免疫)だけでなく、細胞性免疫(マクロファージや細胞傷害性T細胞による免疫)という免疫反応の両方を誘導することができ、強い免疫力をつけられる。生ワクチンを開発するには、病原体となるウイルスや細菌をヒト以外の宿主で何度も培養して変異させ、ヒトの体内でうまく増殖できない病原体を作り出す、という手法がよく用いられる。何代にも渡る培養が必要なため、開発には時間がかかる。
自然感染と同じ流れで免疫ができるので、1回の接種でも充分な免疫を作ることができます。ただ、自然感染より免疫力が弱いので、5〜10年後に追加接種したほうがよいものもあります。ワクチンの種類によっては、2〜3回の接種が必要なものもあります。副反応としては、もともとの病気のごく軽い症状がでることがあります。
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ロタウイルス感染症、結核、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、黄熱病 など
⇒
ワクチンの種類
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