Subject : E型肝炎ウイルス(HEV)
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
E型肝炎ウイルス(HEV)
-
E 型肝炎ウイルス(HEV)は、へぺウイルス科(Hepeviridae )、ヘペウイルス属(Hepevirus )に属する約 7.2kb のプラス一本鎖 RNA をゲノムとして持つ小型球形(約 27-34nm)のエンベロープを持たないウイルスである。
ゲノムの遺伝子上には3つのオープンリーディングフレーム(ORF1、ORF3 お
よび ORF2)が 5'末端から一部重複し配列している。5'末端の 27 塩基の非翻訳領域に続く約 5,000塩基の ORF1 は非構造蛋白をコードする。3'末端にある約 2,000 塩基の ORF2 は 72kDa の構造蛋白をコードする領域である。HEV の遺伝子型は、ゲノム塩基配列の相同性から、4 種類(I〜W型)に分類される。
HEV は、熱抵抗性のウイルスであり肝臓中のウイルスを 56 度 1 時間処理しても完全
に不活化されない。また、アルブミン液中では 60 度 5 時間処理でも十分な不活化効果が得られず、乾燥状態では 60 度でもウイルスは感染性を有している。
<出典:Wikipedia>
- ■
-
⇒
ウイルスの種類
[メニューへ戻る]
[カテゴリー一覧]
[HOMEへ戻る]
[用語索引]
[前のページに戻る]