Subject   : IRF(inter feron regulatory factor)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 IRF(inter feron regulatory factor)
 IRF(inter feron regulatory factor)、 インターフェロン転写因子は、インターフェロンの転写を調節するタンパク質です。インターフェロン転写因子は、約120アミノ酸の保存されたN末端領域を含み、これは、インターフェロン遺伝子の上流に位置するIRF要素(IRF-E)モチーフに特異的に結合する構造に折りたたまれます。一部のウイルスは、宿主の免疫系から逃れるためにIRF機能を調節および妨害する防御機構を進化させてきました。たとえば、インターフェロン転写因子配列の残りの部分は、タンパク質の正確な機能によって異なります。カポジ肉腫ヘルペスウイルスKSHV は、 4つの異なるIRF様遺伝子をコードする癌ウイルスです。1型インターフェロン活性を阻害する形質転換腫瘍性タンパク質であるvIRF1 を含む。さらに、IRF遺伝子の発現は、プロモーターDNAメチル化によるエピジェネティックな制御下にあります。

インターフェロン転写因子ファミリーInterferon Regulatory Factor(IRF;哺乳動物ではIRF1〜9が存在)は元々I型インターフェロン(IFN)系の制御因子として同定されたが、現在ではIFN系を超えて、免疫とがん抑制という生体防御の2つの大きな柱の両者において重要な役割を果たすことが明らかになっている(TamuraらAnnu Rev Immunol,535:584,2008)。

<出典:Wikipedia>

● 
 


 ⇒ 抗原と抗体

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [用語索引]