Subject   : パラトープ(paratope)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 パラトープ(paratope)
 パラトープ(paratope)は、抗原結合部位(antigen-binding site)とも呼ばれ、抗体が抗原を認識して結合する部分である。これは、抗体の抗原結合フラグメントの先端にある小さな領域で、抗体の重鎖と軽鎖の一部が含まれている。各パラトープは、6つの相補性決定領域(軽鎖と重鎖からそれぞれ3つずつ)から構成されており、反平行βシートの折りたたみから伸びている。Y字型の抗体の各アームの先端には、同一のパラトープがある。

パラトープは、抗原のエピトープに結合して接触するB細胞受容体の部分を構成する。1つのB細胞上のすべてのB細胞受容体は、同一のパラトープを持っている。パラトープはその特有性により、1つのエピトープにのみ高親和性で結合することができ、その結果、各B細胞は1つのエピトープにしか応答できない。B細胞受容体のパラトープがその特異的なエピトープに結合することは、適応免疫応答の重要なステップである。

<出典:Wikipedia>

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 ⇒ 抗原と抗体

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