Subject : アナフィラトキシン(Anaphylatoxin)
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
アナフィラトキシン(Anaphylatoxin)
-
C4は、分子量19.8万の糖蛋白で、3本のポリペプチド鎖からなる。血中補体成分の中でアナフィラトキシン(Anaphylatoxin)とは、抗原抗体複合体が、進入した異物に対して連鎖反応を起こし、活性化したC3〜C5補体(complement)をさす。肥満細胞や好塩基球に作用してヒスタミンを放出させ、血管透過性亢進や平滑筋の収縮を引き起こす。IgEを介さないアナフィラキシーの機序の一つである。
<出典:Wikipedia>
- ■ C3a
-
抗原抗体複合体の周囲へ拡散し、ヒスタミンをマスト細胞から遊離(脱顆粒)させ、毛細血管を拡張してその透過性を高める。高められた毛細血管の透過性は、白血球の動員を助ける
- ■ C5a
-
走化性因子(chemotratic factor)として、白血球を引き寄せ、食菌を助ける。 平滑筋の収縮や、毛細血管の透過性を亢進する。
- ■ C4a
-
アナフィラトキシンとしての働きは上記の補体より少ない。
⇒
補体(Complement)
[メニューへ戻る]
[カテゴリー一覧]
[HOMEへ戻る]
[用語索引]