Subject   : メモリーB細胞

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 メモリーB細胞
 メモリーB細胞(Memory B cells)は、一次感染後に胚中心内で形成されるB細胞の亜型である。メモリーB細胞は何十年も生き残ることができ、再感染した場合には、加速された強固な抗体媒介免疫応答(二次免疫応答としても知られている)を繰り返し生成する。

B細胞は、免疫細胞の一種で、細胞表面にあるB細胞抗原受容体(BCR)と呼ばれる部分で病原体などの抗原を認識し、抗体を産生する。B細胞は、抗原の刺激により胚中心B細胞、抗体産生細胞およびメモリーB細胞に分化する。メモリーB細胞は、記憶していた抗原の再刺激を受けると極めて短い期間で抗体産生細胞へと分化して、多量の抗体を作る。

<出典:wikipedia>

■ B細胞抗原受容体(BCR)
 B細胞が細胞表面に発現するタンパク質で、抗原に結合するとB細胞の活性化を引き起こす。1つのB細胞は一種類の抗原しか認識できないため、生体は細菌やウイルスなどのさまざまな種類の抗原に対応するために多数のB細胞を用意している。


 ⇒ 免疫の記憶

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