Subject   : 上衣細胞(ependiomocyte, ependymal cell)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 上衣細胞(ependiomocyte, ependymal cell)
 上衣細胞(ependiomocyte, ependymal cell)は、中枢神経系に存在する脳室系(嗅脳室、側脳室、第三脳室、中脳水道、第四脳室、脊髄中心管)の壁(上衣)を構成する細胞。上衣細胞の形態は脳室系の部位により変化に富む。脳室内で脈絡叢上皮や脳室正中面で脳室周囲器官を形成する。

 上衣細胞は、脳室系の壁を構成する上皮細胞の一種である。脳室とは、脊椎動物の中枢神経系の内部に存在する脳脊髄液で満たされた空間であり、哺乳類では前脳に存在する2つの側脳室、間脳に存在する第3脳室、小脳と脳橋の間に位置する第4脳室で構成されている。側脳室と第3脳室はモンロー孔でつながっており、第3脳室は中脳水道を介して第4脳室へ、さらに脊髄中心管へと続く。上衣細胞は一般的に多数の運動性繊毛を有しており、脳室系の内腔表面を覆って脳室と脳実質組織の間の境界を形成し、脳脊髄液の循環などに関与していると考えられている。上衣細胞に関する近年の研究についてはMeunierらの総説に詳細に解説されている。

<出典:>

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 ⇒ 抗原と抗体

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