Subject : 抗アセチルコリン受容体抗体(抗AChR抗体)
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
抗アセチルコリン受容体抗体(抗AChR抗体)
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神経筋接合部の後シナプス膜上に局在しており,神経伝達物質であるアセチルコリンに応答する受容体で,筋収縮を作動させる役割を持つ。
抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)については,Lindstromらが1976年,重症筋無力症(MG)患者血清中に高率かつ特異的に出現することを明らかにした。
抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR抗体)は,アセチルコリンレセプター(AChR)に対して産生される自己抗体で,後シナプス膜上のAChRに質的,量的変化を惹起させ外眼筋,眼球筋,四肢筋等の易疲労性や筋力の低下を主訴とする重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)の発症に重要な原因物質であり,MGの診断および治療経過の指標として広く利用されている。
<出典:日本リウマチ学会>
- ■ 異常値
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重症筋無力症
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抗原と抗体
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