Subject   : YAGレーザー

カテゴリー  : 光学 


 YAGレーザー
 YAGレーザー とは、イットリウム・アルミニウム・ガーネットを用いた固体レーザーのことである。複合元素それぞれの頭文字をとり「YAG」となる。

このレーザーで用いられるYAGの結晶は、イットリウムのうち結晶製造時に他の元素を数%ドープ(添加)して置き換えたものが用いられている。研究用・工業用・医療用レーザなどに最も多く用いられているのはネオジム(元素記号Nd)をドープした Nd:YAGレーザーで、医療用などでエルビウム(元素記号Er)をドープした Er:YAGレーザーも多く使われている。 また、胆石の除去などにはCTH:YAGというクロム、ツリウム、ホルミウムをドープしたものが使われる。

 ○ Nd:YAGレーザー(ネオジムヤグレーザー)
Nd:YAGレーザー、はYAGの結晶を製造する過程でイットリウムを数%のネオジム(元素記号Nd)でドープ(添加)した結晶を用いるYAGレーザーのことである。研究開発、産業用、医療用レーザーとして最も多く用いられている。中心周波数はλ=1064nm

 ○ Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)
YAGにエルビウムErを混ぜたもので、2936nmという波長を有しており、これは炭酸ガスレーザーと同様に水分に反応します。ニキビ跡の凹凸や顔面のしわ取りに使用します。
 ⇒ レーザーの種類
 ⇒ 半導体レーザー

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