Subject   : 光微小共振器(optical microresonator)

カテゴリー  : 光学 


 光微小共振器(optical microresonator)
 光微小共振器とは,高周波を一定空間に閉じ込める共振器の中の一つで,光を閉じ込めるもの である。

光微小共振器にはファブリペロー共振器,リング型共振器,フォトニック結晶,ディス ク共振器、トロイド共振器、マイクロピラー共振器などと様々な種類の共振器がある. つの尺度である。

この中で,共振器側面に沿って光を全反射させな がら閉じ込める共振器のことを,特に whispering gallery mode(WGM) 共振器という.この光 共振器の小さな領域に光を極めて高い密度で閉じ込めることによって,光と物質の相互作用が 実効的に強まり,光と物質の相互作用を動作の基本とする全光スイッチや全光双安定素子の低 エネルギー化や低パワー化,さらには効率的な共振器量子電磁力学デバイスの開発に結び付く と考えられている.そのため,光微小共振器の性能は光密度を高めるという観点から,二つの 要素を指標にその性能が判断される.

一つ目は,共振器自体の体積である.共振器の体積が小さいほど,共振器内の光のパワー密度は上がり,より性能の良い共振器となる. つの尺度である。

二つ目は,高い Q 値を持っていることである.Q 値とはその共振器が持つ光を閉じ込め効果の効率を表す一 つの尺度である。

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 ⇒ レーザーの種類

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