Subject   : カーナビゲーションシステム

カテゴリー  : 産業・技術 


 カーナビゲーションシステム
自分の位置を知るために衛星の電波を使ったGPSが有名です。 GPSとは、Global Positioning System の略で、高度21,000Kmに 打ち上げられているGPS衛星という人工衛星から発信されている電波を 受信して、地球上の位置測定を可能にするシステムです。 3つ以上の衛星の電波を受信することによって、経緯・緯度・高度の 3次元測位が可能になります。
● D−GPS
GPS衛星による測位では、若干の誤差が生じる場合があり、 これを補正するために、日本各地に設置された基準局で受信した データとの誤差補正データが、FM多重放送で常時提供されています。 これが、ディファレンシャルGPS(D−GPS)といわれるもので、 より正確な位置情報を得る場合に利用されます。
 VICS
進行方向先および近所の渋滞情報などがわかります。 VICSで使われるビーコンには、電波を使うものと光を使う ものがあります。 電波ビーコンは、準マイクロ波を使用しており、2〜4Kmの間隔で 設置されています。受信エリアは、ビーコンの前後35mほどですが、 進行方向の約200Km先までの情報が提供されます。 なお、電波ビーコンは主に高速道路に設置されるため、管理は 道路公団などが行っています。 また、光ビーコンは、赤外線を使用しており、ビーコン直下の 3.5mほどのエリアで信号を受信し、進行方向の10〜30Km先 ・後方約1Kmまでの情報が提供されます。なお、光ビーコンは主に 一般道路に設置されるため、管理は各都道府県警察が行っています。

 ETC(Electronic Toll Collection System)
日本語では「有料道路自動料金収受システム」と呼ばれています。 有料道路の料金所で行われる料金の受け渡しを、道路側のアンテナと クルマに搭載した車載ユニットの間で、無線通信によって電子的に処理し、 ETCカード(専用のICカード)を使って支払い(決済)するシステムです。 料金所にはETC専用のゲートが設けられ、ETCに対応(契約) したクルマ(運転者)は、ノンストップで料金所を通過することができます。

 ⇒ AHS(走行支援道路システム)

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