Subject   : 生物、農産物の品種改良

カテゴリー  : 産業・技術 


 生物、農産物の品種改良
遺伝子操作で改変された生物をトランスジェニック(transgenic)生物という。

● 農業用植物の改良
  • 病気、病害虫、除草剤に抵抗性の遺伝子導入 →   病気、乾燥、熱、霜、塩に強く、生産性の高い植物の創出
  • ポリガラクツロン酸分解酵素のアンチセンス処理 → ゆっくり熟すトマト
  • Met強化マメ、Lys強化トウモロコシ → 栄養価の高い穀物
     (遺伝子工学食品の安全性、環境への影響などの問題点が議論。)
  • 生物分解性プラスチック(ポリヒドロキシ酪酸)を作る植物。


● 観賞用植物の改変
  • 青いバラ。
  • 光るタバコ(ホタルのルシフェラーゼ導入)。


● 微生物の改良
  • アルコール発酵効率の良い酵母の生産。
  • 石油を分解する菌(1989年と1990年の原油流出事故に使用)。
  • ワクチン生産に適したコレラ菌、ポリオウィルス。
  • セルロースやプラスチックを分解する菌。


● 動物の改良
  • 成長ホルモン遺伝子を導入 → スーパーマウスやスーパー豚。
  • スーパー鮭(従来の半分の時間で育つ)。
  • ヒトa1-アンチトリプシンを乳に分泌するヒツジ。
  • 多乳性の乳牛。


● 哺乳類のタンパク質を植物で生産
  • ヒトインターフェロン(カブでつくる);
  • マウスの抗体(plantibody)、ヒト血清アルブミン、a-アミラーゼ(タバコでつくる);
  • ヒトエンケファリン(セイヨウアブラナでつくる)など。

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