Subject : 新エネルギー
カテゴリー : 産業・技術
新エネルギー
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日本の新エネルギーについての研究開発は、これまで通産省を中心として、サンシャイン計画が推進されてきた。サンシャイン計画は、1974年に主に新エネルギーの技術研究開発を目的としてスタートし、太陽エネルギー、地熱エネルギー、石炭ガス化・液化、水素エネルギーなどの開発に取組んできた。
その後、1993年から、これまでのサンシャイン計画と省エネルギーについての研究開発として進めていたムーンライト計画とを統合し、合わせて地球環境技術の研究開発にも取り組むことを目的としたニューサンシャイン計画(エネルギー・環境領域総合技術開発推進計画)を策定し、持続可能な成長とエネルギー環境問題の同時解決を目指した革新的な技術開発を開始した。
1994年12月わが国では「新エネルギー導入大綱」を閣議決定したが、新エネルギーとしては、次のものがあげられている。
- 太陽光発電、
- 太陽熱利用システム、
- 廃棄物発電等、
- クリーンエネルギー自動車、
- コージェネレーション・システム、
- 燃料電池、
- 未利用エネルギー活用型熱供給システム、
- その他の両生可能エネルギー(風力発電等)。
新エネルギーについては、長期的にはある程度の潜在力を有しているものの、自然条件、経済性、需要の確保などそれぞれ課題を抱えており、その導入は決して容易に達成できるものではない。
総合資源エネルギー調査会は2001年7月の長期エネルギー需給見通しで、新エネルギーの項目を整理するとともに導入目標を示し、エネルギー供給に占める新エネルギーの割合を、2010年度には3%程度まで高めることを目標にしている(1999年度の実績は1.1%)。
他にも、・バイオマス発電・バイオマス熱利用・黒液・廃材 等 があります。
- ● 再生可能エネルギー(自然エネルギー)
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使用してもエネルギーが補給されて、枯渇しないエネルギー源。
現在人類が利用しているエネルギーの大半は化石燃料と呼ばれる石炭、石油、天然ガスで、一度しか利用できない。これに対し再生可能エネルギーとは太陽エネルギーや水力、風力、波力、潮力、バイオマス、地熱などのエネルギーで、これらは自然の中に常に存在することから自然エネルギーとも呼ばれている。
再生可能エネルギーのほとんどが太陽エネルギーによって補給されているために枯渇しない。水力は太陽熱によって蒸発した水を高所に溜めて利用する。風力は太陽熱による気流の変化で起きる風を利用し、風によって出来る波を利用しているのが波力、海面の太陽熱による温度上昇を利用しているのが温度差発電である。
太陽から地球に到達するエネルギーは、1平米あたり1.37kWで、その約70%が地表に届いている。
化石燃料も地球上で動植物が太陽エネルギーを蓄えたものであるが石炭や石油となるまでに数億数千万年が必要であり、再生可能とは言えない。しかし、生物体を直接燃料などに利用するバイオマスエネルギーは放出二酸化炭素を植物の生育で再生することができる。
地熱と潮力は太陽とは直接関係なく、地熱は地球内部にマグマとして蓄えられた熱エネルギーの利用であり、潮汐エネルギーは太陽と地球と月の引力による海面変化を利用するものである。
地球温暖化防止のための二酸化炭素放出量の低減、化石燃料資源の有効利用のためにも再生可能エネルギーの利用促進が望まれるが解決しなければならない技術的経済的問題が多く現状の利用率は全体エネルギー使用量の数パーセントである。
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エネルギーの種類と単位
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