Subject : 野外スペクトル測定装置
カテゴリー : 産業・技術
野外スペクトル測定装置(field spectroradiometer )
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野外において分光スペクトルデータを取得するための装置の一般的総称。分光放射計(spectroradiometer)、放射計(radiometer)、分光光度計(spectrophotometer)、色彩計(colorimeter)、直達日射計(pyrheliometer)、全天日射計(pyranometer)などを含む。分光放射輝度、分光放射照度、分光反射率などを測定する。
リモートセンシングデータに対するグランドトルース取得だけでなく、スペクトルデータ自体が研究や探査に用いられることも多い。例えば分光放射計に鉱物自動同定プログラムを組み込み、現場で同定を行う装置も開発されている。測定目的としては、野外の自然状態における岩石・植生・水域などのスペクトルデータの取得、大気パラメータの取得、これらのデータに基づくリモートセンシングデータのキャリブレーションなど。
野外で使用するため、小型、軽量、頑丈、操作が簡便、携帯用電源を使えることなどが条件となる。測定波長域は、紫外域から熱赤外域に及ぶが、可視域から短波長赤外域を対象とするものが多い。可視域から近赤外域にかけては、冷却不要で安価なシリコンのディテクタが使えるため、小型、軽量、安価な機器が販売されている。短波長赤外域や熱赤外域をカバーするにはPbS、InAs、HgCdTeといった冷却が必要なディテクタとなるため、機器の構造の複雑化とともに価格も上昇する。
分光方式には、フィルタ、回折格子、干渉式フーリエ分光などがある。野外測定では太陽光を光源とすることが多いが、時間変化するため、迅速な測定が必要である。反射率測定用には、ダブルビーム方式としてレファレンスとターゲットを同時に観測しこの問題を回避している装置もある。また、フィルタ分光方式では各バンドの観測視野を同一にするなど、測定目的に応じた様々な配慮が必要である。
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人工衛星(Artificial Satellite)
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