Subject   : 量子ドットディスプレイ

カテゴリー  : 産業・技術 > 


 量子ドットディスプレイ
 液晶ディスプレイのバックライトユニットに量子ドットを利用する。青光源としての青色LEDと,緑・赤光源として青色LEDで励起した量子ドットのフォトルミネッセンス(光励起による発光)を組合せた白色光をバックライトとして用いる。

(a)量子ドットを樹脂フィルムに分散させた「量子ドットシート」をバックライト導光板の前面に配置する方式 (on-surface),
(b)量子ドットを樹脂に分散して細長いガラス管に封入した「量子ドットアッセンブリ」を青色 LED光源部近くに配置する方式(on-edge)、
(c)青色LEDパッケージ内に量子ドットを分散させる方式(on-chip)です.

コストや製造の難易度など,それぞれ特徴があり,用途に応じて選択されています.2013年に日本の家電メーカから初めて市販された広色域液晶テレビでは,on-edge方式が用いられています.。

 ■ AUO
 AUOは先ごろ、米3Mと新たな技術提携を結ぶと発表。3Mが製造している量子ドットフィルム「Quantum Dot Enhancement Film」(QDEF)を採用したNTSC比100%以上の広色域パネルをALCD(Advanced LCD)として展開していく。

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