Subject   : バイポーラ・トランジスタ(bipolar transistor)

カテゴリー  : 半導体 


 バイポーラ・トランジスタ(bipolar transistor)
電子と正孔の両方をキャリア(運び役)として利用するトランジスタ。npn型とpnp型の2種類がある。エミッタ,ベース,コレクタの3電極があり,ベース電極に流す電流によってエミッタとコレクタ間の電流を制御する。増幅に適し電流駆動能力が大きい。トランジスタ単体として,またバイポーラICの中で広く使用されている。 増幅作用やスイッチング作用を持っています。 トランジスタには、エミッタ (emitter)、 ベース (base)、 コレクタ (collector) という 3 つの電極があります。 エミッタに付いている矢印がベース‐エミッタ間、 コレクタ‐ベース間に流れる電流の方向を表し、同時に npn型と pnp型の区別も表しています。
● 
ベースからエミッタに流す電流をわずかに変化させると、 コレクタ‐エミッタ間を流れる電流が大きく変化するのが増幅作用です。 ベースからエミッタに流す電流を、コレクタ‐エミッタ間の電流が十分大きくなるように調節しておいて、 ベースの電流を ON-OFF させると、コレクタ‐エミッタ間の電流も ON-OFF します。 この場合も、わずかなベース電流の ON-OFF で、大きなコレクタ電流の ON-OFF が制御できます。 これがトランジスタのスイッチング作用です。


[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]