Subject   : CMOS(complementary metal-oxide-semiconductor)

カテゴリー  : 半導体 


 CMOS(complementary metal-oxide-semiconductor)
相補型MOSともいう。nMOS FETとpMOS FETの両方を対にして相補型回路を構成した MOSデバイス。低消費電力で動作電圧範囲が広く対雑音特性にも優れている。 電荷の運搬に自由電子と正孔の両方を用いるため、MOSに比べて動作速度が高い。 現在,LSIのほとんどがCMOSとなっている。
MOS(モス)とは、 metal-oxide-semiconductor で、金属酸化膜半導体のこと。 シリコン基板などの半導体表面に酸化膜を介して金属を付けた構造をもつデバイス。金属/酸化膜/半導体の構造をとる。ソースからドレインに移動するキャリアの量(ソースとドレイン間のチャネル電流)を,絶縁体を介してゲート電圧で制御する。MOS構造はそのまま容量(キャパシタ)として使うこともあるが,MOS ICの基本トランジスタとして重要である。

● CMOS標準ロジック
TTL(transistor transistor logic)と同じように品種も豊富で広く使用されているCMOSのロジックICファミリ。この汎用ファミリには,NANDやNORのようなゲート,フリップ・フロップなどの品種がある。また,バイポーラ高速ロジックICに匹敵するような高速CMOS標準ロジックも商品化されている。


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