Subject : マイクロプロセッサ(MPU)
カテゴリー : 半導体
MPU(Micro Processing Unit)
-
マイクロプロセッサ(Microprocessor)とは、プロセッサの一種で、マイクロチップに実装したものである。MPU(Micro-processing unit)とも呼ばれる。
マイクロプロセッサの用途としては、コンピュータシステムの中心的なプロセッサであるCPUが注目を集めがちだが、世の中に出回っているマイクロプロセッサの数を数えると「CPUではない、周辺回路としてのマイクロプロセッサ」の方が遥かに多い。たとえばパーソナルコンピュータであればCPU以外にも、周辺の電源や各種入出力などの制御用として、各種マイクロコントローラが多数使われている。
また汎用のマイクロプロセッサ製品の他、各種用途に特化した設計のマイクロプロセッサも製品化されている。デジタル信号処理に特化したDSPや、画像処理用のGPUなどである。また組込みシステムでは多種類のプロセッサコアに加えメモリや周辺機器のコントローラーなどを1チップに実装したSystem-on-a-chipも広く使われ、スマートフォンやパソコンなどの汎用機器にも応用が進みつつある。
<出典:Wikipedia>
パソコンで採用されているマイクロプロセッサは、Intel社のPentiumシリーズ
やAMD社のAthlonシリーズに代表されるx86系プロセッサと、Apple社のMacintoshが
採用しているPowerPCシリーズの2種類が代表的です。
ワークステーションやサーバなどの高性能なコンピュータの世界では、
Sun Microsystems社のSPARCシリーズや、Hewlett Packard社のPA-RISCシリーズ、
Intel社のItaniumシリーズなどが知られています。
最近では、マイクロプロセッサはコンピュータだけでなく、
家電製品や工業機器などの制御のためにも使われています。
特に、高機能な携帯電話やPDAでは複雑な処理を行うことが多く、パソコン並みの
性能を誇るマイクロプロセッサを搭載した製品も出てきています。
- ●マイクロプロセッサの基本設計
-
大きく分けるとCISC方式とRISC方式の2つがある。CISC方式では、マイクロプロセッサが多数の命令を処理できるようにして命令セットを高級言語に近づけ、複雑な処理を実行できるようにすることで処理能力の向上をはかっている。CISC方式はマイクロプロセッサ発明当初から使われている。
一方、CISC方式の限界を乗り越えるべく考案された方式がRISC方式で、ひとつひとつの命令を単純にすることで複数の命令を効率よく同時実行できるようにして処理性能の向上をはかっている。もっとも、CISC方式もRISC方式も互いの長所を取り込む形で発展を続けているため、最近では両者の区別は判然としなくなりつつある。
[メニューへ戻る]
[カテゴリー一覧]
[HOMEへ戻る]