Subject   : エサキ(トンネル)ダイオード

カテゴリー  : 半導体 


 エサキ(トンネル)ダイオード
 エサキダイオードとは、1957年に江崎玲於奈氏が発明した、量子トンネル効果を利用した素子。トンネルダイオードとも呼ばれます。

 エサキ(トンネル)ダイオード とは、不純物濃度を極めて高くしたPN接合ダイオードで、順バイアスをかけたときに負性抵抗を示す。電圧が上がろうすると、抵抗が増えて電流が減り、電圧が下がろうとすると抵抗が減って電流が増える、という振動がマイクロ波周波数で起こるので、これを発振源として利用する。
高速の負性抵抗素子として,高速スイッチング回路やマイクロ波の増幅などに利用される。 負性抵抗を用いた発振回路や増幅器は従来のトランジスタをはるかにしのぐ優れた性能を発揮する。

量子トンネル効果とは、きわめて微細な粒子が、古典力学的には超え出ることができないエネルギー障壁を、量子効果と呼ばれる特殊性質によって乗り越えてしまう現象のことである。
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