経営指標

　経営指標とは、企業の経営成績や財務状況を分かりやすく数値化した指標の事を指します。そういった指標を割り出し、企業の収益性、安全性、成長性などを解明し、評価判断することを経営分析と言います。

　貸借対照表や損益計算書などの財務諸表に基づいて算出された流動性比率、負債比率、総資本利益率などのこと。流動性比率とは、総預貯金に占める流動運用資金（総預貯金−総貸出金）の割合。負債比率とは、負債額を自己資本で割って出した財務比率のこと。総資本利益率とは、企業の収益力を見る代表的な指標で、利益を総資本で割った比率のことをいう。

● 株主資本比率

企業の財務安全性を見る指標の1つ。株主資本を総資産で割った比率のこと。株主資本比率が高ければ会社自体の資本が多いので、長期的な支払い能力が高いといえる。言い替えれば、株主資本比率が高い企業は、景気低迷などで業績が悪化したとしても倒産の確率が低くなる。

● 総資本経常利益率

業績の良否（会社全体の経常的な活動における収益性）を示します。
　総資本経常利益率　＝　経常利益　／　総資本　×　100％
総資本経常利益率は、売上高計上利益率と総資本回転率に分解できる。 数値は高いほど良い。

　⇒　財務諸表