Subject   : 景気循環(business cycle)

カテゴリー : 政治・経済


  景気循環(business cycle(米) ; trade cycle(英))
 上昇(拡張)と下降(後退)を繰り返す資本主義経済の活動の波を景気変動と呼ぶ。

また変動するだけでなく普通、4つの景気局面が循環することから景気循環ともいう。

 景気の波は、
(1)コンドラチェフの波、
(2)ジュグラーの波、
(3)キチンの波
の3つに分かれる。
景気の局面は、
(1)不況(depression)、
(2)回復(recovery)、
(3)好況(prosperity)、
(4)後退(recession)
の4つに区分するのが普通である。

● 景気の山と谷(business cycle peak,business cycle trough)
 景気循環の転換点となる時点のこと。
 景気の上昇(拡張)局面から下降(後退)局面への転換点が景気の「山」、その逆が「谷」。景気の谷から次の谷までが景気の一循環となる。実際にいつが景気循環の山で、いつが谷だったかは、内閣府が景気動向指数の推移をもとに事後的に判定する。山と谷の両方を合わせて景気基準日付とも呼ぶ。

 ⇒ 戦後日本経済史

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