ニューヨーク・マーカンタイル取引所（New York Mercantile Exchange）ト

　世界最大のエネルギー商品の取引所で、略称はNYMEX（ナイメックス）。

　米国の指標油種であり、世界的にも影響力が大きいWTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）原油（上場は１９８３年）や暖房油（１９７８年）、天然ガス（１９９０年）などを上場している。立会場でのフロア取引がいまなお活発だが、２００６年には電子取引システムをシカゴ・マーカンタイル取引所の「GLOBEX（グローベックス）」に移管し、売買高のさらなる拡大につなげた。

2つの主要な部門が、ニューヨーク・マーカンタイル取引所と商品取引所(COMEX)である。かつて別々であったが、現在合併されている。親会社(NYMEX Holdings, Inc)は2006年11月17日にニューヨーク証券取引所に上場した。2008年8月22日にCME Group(CME)によって買収され、上場廃止となった。

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