Subject   : 成功報酬型ワラント債

カテゴリー : 政治・経済


 成功報酬型ワラント債
 成功報酬型ワラント債とは、申請会社が役員または従業員に報酬、給与または賞与として、新株引受権(ワラント)を譲渡する目的で発行する分離型の新株引受権附社債です。

成功報酬型ワラントとは、成功報酬型ワラント債を利用したインセンティブ・プランであり、株式公開を目指す企業の人材確保を目的として役員・従業員へワラントを譲渡するものです。

成功報酬型ワラントの取得者は、権利行使期間までワラントの継続保有義務と証券会社への預託義務を負う。また、ワラントの権利行使により株式を取得した者は、株式公開の前日まで同株式の継続保有義務と証券会社への預託義務を負い、ワラント取得者と発行会社、幹事証券会社との間で覚書を締結する必要がある。また、証券取引所あるいは証券業協会への書面による報告を要する。

● ワラントの取得者
 役員または従業員(子会社の役員、従業員も含まれる)に対して付与される。ただし、従業員持株会は含まれない。

● ワラントの引受先
 引受先についての制限はない。一般的には、証券会社、金融機関、ベンチャーキャピタル等である。

● 発行決議の禁止期間
 株式公開申請日から株式公開日の前日までの間は発行決議が禁止されている。

● 有価証券届出書の開示
 ワラントの取得者及び権利行使株式等の状況を公開時に開示する。

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