Subject : イヌリン
カテゴリー : 話題のことば >
イヌリン
-
イヌリンは、キク科の植物に含まれる多糖類の一種。
血糖値上昇を抑え、お通じをスムーズに。
消化酵素ではほとんど消化されない、つまり、胃液で分解されにくいという特徴があります。分解されても果糖にしかならないので、血糖値が上昇につながりません。そのため、膵臓はインスリンを分泌させないで済むので、疲れた膵臓をやすませることが出来ます。欧米では、糖尿病患者の食事に利用されてきました。日本でも注目されている成分のひとつです。
イヌリンには、利尿作用があるので、腎機能を向上させます。
味覚的なものとして料理の口当たりをまろやかにして、味をおいしくする作用が
あります。
また、イヌリンは、腸内でフルクトオリゴ糖に変わり、腸内環境を整え、腸の働きを活性化させます。すると、食事から摂れる栄養素も吸収され、十分な栄養を含んだきれいな血液が全身にまわり、各臓器の治癒力も高まると考えられています。また、食物繊維として、カロリー控えめのお菓子などに使われることもあります。
菊芋はキク科の植物ですが、食用にする根が芋のようなのでこの名前で呼ばれています。菊芋は普通の根野菜のように、煮たり、いためたり、サラダにして食べます。ただし、イヌリンは水溶性なので、効率的にとりたいのならばなるべく水につけておかない方が良いでしょう。また、煮る場合は煮汁も食べるように。
- ◆ イヌリンが含まれる食品例
-
きくいも、ごぼう、 チコリ、 たまねぎ
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]