Subject   : ギムネマ酸

カテゴリー  : 話題のことば > 健康維持


 ギムネマ酸
ギムネマ・シルベスタという薬草の葉から抽出した成分で、古代インドでは糖尿病の薬として利用されていました。
糖分は消化酵素によって果糖やブドウ糖、ガラクトースなどに分解され小腸から吸収されて肝臓に送られますが、ギムネマ酸は小腸での糖分の吸収を抑制します。
小腸からの糖分の吸収を抑える作用があることから、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があることがわかっています。古代インドではこの効果を利用して糖尿病の薬として用いられていました。また、糖分の吸収を抑制するとはいっても、血糖値を下げすぎる作用はありませんから、糖尿病の治療薬への応用も期待されているといわれています。
食物繊維と似た作用をもっていて、残渣(ざんさ、未消化の食品)など小腸で吸収されなかった食品のカスなどをまとめ、便を柔らかくして量を増やし、排便を促します。
虫歯菌によって合成されるグルカンを抑制して、虫歯をできにくくします。
ギムネマ・シルベスタの葉を噛(か)んでしばらくしてから砂糖をなめても甘さを感じません。甘味以外の味覚に変化はないといわれています。甘味を感じなくなる仕組みはまだ解明されてはいません。

◆ ギムネマ酸 の効果があると思われるもの
糖尿病

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