Subject   : 粒径 (particle size) 

カテゴリー  : 産業・技術 > 材料技術


 粒径 (particle size)
 粒子の形や大きさは電子顕微鏡等により直接観察でき、粒子がすべて球状あるいは立方体であればその粒径は直径や辺の長さで示すことができる。しかし、実際の粒子はその製造法や物質自身の性質によりさまざまな形をしているため、粒径の定義が必要となる。顕微鏡法以外の粒径測定法では、理想的な粒子を仮定した物理法則を利用しており、測定される粒径はその粒子の大きさと比較できる理想形状の粒子の粒径(相当径)である。表及び図に粒子径の定義を示す。

MCFCの評価においては、3軸平均径*、3軸調和平均径*およびMartin径*等が用いられる。3軸平均径は、粒子の短軸径をb、長軸径をL(b⊥L)、厚みをhをおいたとき(L+b+h)/3で表される。3軸調和平均径は3(1/b+1 L+1/h)-1となる。またGreen径はある一定方向に対して垂直方向の粒子径として定義され、Martin径*は、Green径の1/2における一定方向粒子内径として定義される。

○ 3軸調和平均径 (harmonic diameter of the load)
 不規則形状粒子の粒径*をあらわす方法の1つ。ある一定方向に対して垂直方向の粒子外径はGreen径とよばれ、Green径の1/2における一定方向の粒子内径をMartin径と呼ぶ。

○ Martin径 (Martin's diameter)
 

 ⇒ 粉末製造技術

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