Subject   : miRNA (マイクロRNA)  
カテゴリー  : 学術情報 > 生化学
 miRNA (マイクロRNA)  
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 miRNA (microRNA, マイクロRNA) は、ゲノム上にコードされ、多段階的な生成過程を経て最終的に20から25塩基長の微小RNAとなる機能性核酸である。
 
 この鎖長の短いmiRNAは、機能性のncRNA (non-coding RNA, ノンコーディングRNA, 非コードRNA: タンパク質へ翻訳されないRNAの総称) に分類されており、ほかの遺伝子の発現を調節するという、生命現象において重要な役割を担っている。
 
 miRNAは、細胞の発生、分化、増殖 および細胞死などの基本的な生命現象の調節に関わっている。特に哺乳類の場合、2,500種類以上 のmiRNAが遺伝子発現の30-90%を制御していることが知られている。これらの知見から、miRNAと生命現象の間には非常に密接な関係が成り立っているといえる。
 
 miRNAは、がん、心血管疾患、神経変性疾患、精神疾患、慢性炎症性疾患 などの発症と進行に関わっている。特に、がんの原因因子についてはさまざまな議論がなされているが、その中でもmiRNAは、細胞のがん化に深く関与していることが多くの研究者らによって指摘されている。
 
 <出典:Wikipedia>
 
 
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 ⇒ 
RNA(Ribonucleic acid)の種類
 
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