Subject   : コンパウンド(compound)

カテゴリー  : 学びの館 > 化学 


 コンパウンド(compound)
 目的に応じたグレードにするため、製造プラントから直接得られる合成樹脂(ストレートポリマー、ニードポリマー、ベースポリマー等と呼ばれ、粉末状である場合が多い)に可塑剤、充填剤、着色剤、安定剤等を加えて混練することを一般にコンパウンディングといい、このような配合処理によってできたものを単にコンパウンドと呼ぶ。

合成樹脂は通常、そのまま加工に使用できる完成コンパウンドの状態(ペレット)で販売されている。ポリエチレン、ポリプロピレンはその代表例で、合成樹脂メーカーが配合処理を行って加工メーカー等に供給している。ほとんどの場合エンジニアリングプラスチックも同様にして供給されているが、合成樹脂メーカーから配合処理前のポリマーがコンパウンダーに供給され、そこで完成コンパウンドにされて市場に流れているケースもあり、PPS等で多くみられる。また、塩化ビニル樹脂のように加工産業で独自配合されるのが通常となっているものもある。

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 ⇒ プラスチック

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