Subject   : 熱可塑性樹脂の加工法

カテゴリー  : 学びの館 > 化学 


 熱可塑性樹脂の加工法
 熱可塑性樹脂の加工法。

■ 射出成形法(injection molding method)
 熱可塑性樹脂の代表的な加工法。成形機のシリンダー内で溶融された原料樹脂を固く閉じた金型の中に注入し、冷却後に取り出す。コップ、バケツ等の日用雑貨品、コネクター、ギヤ等の工業部品、家電製品等のハウジングのほか、医療用品等きわめて広範に適用されている。単純形状の成形品に留まらず、形状や構造が複雑な成形品の製造を行う精密射出成形法のほか、OA機器のキートップのように文字部分と台の部分を異なる色あるいは樹脂で成形する方法に代表される二色成形法などがある。

■ 押出成型法(extrusion molding method)
 溶融状態の樹脂を連続的に押し出して成形する方法。連続した断面形状をもつフィルム、シート、パイプ、ホース、電線被覆、モノフィラメント等の製造に適している。

■ 圧縮成形法(compression molding method
 加熱した金型に原料樹脂を入れた後、圧縮成形機を用いて金型を締め付け、化学反応を起こさせて硬化させ、成形品を取り出す。特に強度を必要とする場合や少量生産の時に用いられる。

■ 真空成形法(vacuum molding method)
 硬質塩ビ、ポリスチレン等のシートを型の上で加熱軟化させ、シートと型の間の空気を抜き取る。電気冷蔵庫の内張り等の成形に適している。
 ⇒ プラスチック

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