Subject  : シルル紀(Silurian period)

カテゴリー : 地球科学 


 シルル紀(Silurian period)
 古生代の第3番目の地質時代。広義に、現在のオルドビス紀+シルル紀の意味で用いられたり、ゴトランド紀の名で呼ばれたこともある。

Monograptusのような単軸型筆石が全盛で、模式地での分帯はこれによる。模式地は英国ウェールズの東部で、名称は古くその地方に住んでいたシルル族(Silures)に由来。筆石のほかに、Halysites・Goniophyllumなどのサンゴ類、Conchidium・Pentamerusなどの腕足類、コケムシ類、棘皮動物が多い。魚類はしだいに多くなる。

植物は胞子ばかりでなく、陸生の下等なシダ類がかなり発見される。当紀の後期はカレドニア造山運動の造山期に相当する。気候は一般に温和。

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 ⇒ 地質年代表

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