Subject : 白亜紀(Cretaceous period)
カテゴリー : 地球科学
白亜紀(Cretaceous period)
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中生代を三分したうちの最後の地質年代で、約145.6〜65Maの約8,060万年間。
この地質年代の名称は、ヨーロッパのこの年代の地層に卓越するchalk(日本語で白亜、ラテン語でCreta)に由来。J.J.d'Omalius d'Halloy(1822)提唱。前期・後期または古世・新世に二分される。白亜紀には生物群に大きな変革があった。
植物界では白亜紀初期に被子植物が出現し、白亜紀中ごろになるとそれまで優勢であった裸子植物にとって代わって主要な地位を占めるようになった。
動物界では陸域の恐竜などの大型爬虫類、海域のアンモナイト・べレムナイトなどの頭足類、イノセラムス・トリゴニア・厚歯二枚貝、棘皮動物、浮遊性有孔虫・放散虫・コッコリス・渦鞭毛藻などの原生生物類が、いくつかの古生物地理区を構成して栄えた。しかし、白亜紀末にはこれらのいくつかの分類群は大量絶滅した。
白亜紀にはそれまで一続きであったゴンドワナ大陸の主要部が分離しはじめ、海洋と大陸の再配置が進行した。これに伴って海洋底の拡大、世界的規模の海進が起こった。環太平洋域やユーラシア大陸南縁・東南縁などでは沈込み帯が形成された。
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地質年代表
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