Subject  : 堆積岩(sedimentary rock)

カテゴリー : 地球科学 


 堆積岩(sedimentary rock)
 風化や浸食によってできた砕屑物質,生物遺体,火山噴出物などは水や風によって運搬され,湖や海,川などの水底あるいは陸上に堆積する。それらが圧密,膠結(こうけつ),再結晶などの続成作用と呼ばれる物理的・化学的変化を長期間にわたって受けると,ついには固結した堆積岩となる。

水の作用を受け水底に堆積して固結したものは水成岩と呼ぶ。堆積岩の圧倒的部分はこの水成岩で,火成岩に対する言葉である。固結していない堆積物は一般に堆積岩には含めない。

● 堆積岩の分類


種類 メモ
砕屑岩 火山由来以外の成分(砕屑物)が堆積したもの。堆積した場所により、陸成砕屑岩、海成砕屑岩に分ける。 礫岩・角礫岩、 砂岩、 泥岩、(シルト岩、粘土岩を含む)、頁岩(シェール)、粘板岩(スレート)
火山砕屑岩(火砕岩) 火山灰など火山由来の成分(火山砕屑物)が堆積したもの。 火山角礫岩、 凝灰角礫岩、 ラピリストーン、 火山礫凝灰岩、 凝灰岩
流堆積物(Flow Deposit) 火砕流などの堆積物による単層(最小単元)
生物岩(生物的沈殿岩) 生物由来のもの。 石灰岩、 苦灰岩(ドロマイト)、 チャート、 珪藻土、 石炭
化学的沈殿岩 石灰岩、 苦灰岩(ドロマイト)、 チャート
蒸発岩 水中に溶けていた成分が、水の蒸発によって析出し固まったもの。 岩塩、 石膏

 ⇒ 地質年代表

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