Subject  : つむじ風

カテゴリー : 地球科学 


 つむじ風
 正式名称は塵旋風(じんせんぷう)見かけが竜巻と似ているため、竜巻だと勘違いされることが多いつむじ風ですが、実は竜巻とは全く異なる気象現象なのです。

雲の少ない晴天時に発生する突風で、竜巻のように元になる雲の固まりはありません。また、地表付近の空気の温度などが発生の原因なので、上空の寒気と暖気の衝突など規模の大きい竜巻と比べると、発生時の被害は遥かに小さい物になります。

例を挙げると、校庭のテントが跳ばされたり、サッカーゴールが倒れるという程度です。 なんと、このつむじ風は火星でも観測されています。画像はアメリカ航空宇宙局(NASA)の無人探査機スピリットが撮影した物で、これにより地球以外の惑星でも気象条件が揃えばつむじ風が発生することが明らかになりました。ちなみに、このつむじ風の最大直径は約34メートル、移動速度は約17kmです。

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 ⇒ 地質年代表
 ⇒ 変成岩(metamorphic rock)

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