Subject : ガンマ補正

カテゴリー: 画像処理


 ガンマ補正
γ(ガンマ)値とは、画像の明るさの変化に対する電圧換算値の変化の比 のことです。これが1に近づくのが理想ですが、素子の特性により機器によって それぞれ異なった値となります。このため、元データに忠実な表示を再現したければ、 これらの誤差を修正する必要があります。これがガンマ補正です。

画像などの色のデータと、それが実際に出力される際の信号の相対関係を 調節して、より自然に近い表示を得るための補正操作を行います。
入力または出力する色と、画像データによる信号の強さの関係を「ガンマ特性」と 呼びます。例えば、ディスプレイでは、入力されたディスプレイの輝度信号と、 実際のディスプレイ上の蛍光帯の輝度の関係がガンマ特性です。 これは常に完全な比例関係になっているわけではなく、ディスプレイの種類に よっても違うので、自然に近い画像を表示するためにはガンマ値を調整する 「ガンマ補正」を行なう必要があります。
パソコン用ディスプレイでは、パソコンから出力されるカラー情報と 実際のディスプレイの輝度が比例関係になるようにガンマ補正を行なっている。 OSの側で接続しているディスプレイを選択する場合、ディスプレイごとに ガンマ特性を記録したファイルを読み込み、最適な輝度で表示されるように 調整を行なっている。

画像処理で言うガンマ補正は、明るさの調整と違い、明るい部分と暗い部分を維持して中間的な明るさを調節するので明るさの偏りを修正出来ます。

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