Subject : 補色と色かぶり補正
補色と色かぶり補正
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補色とは、簡単にいうと「ある2色を混ぜ合わせたときに無彩色(色合いのない白黒またはグレー)になる色」のことです。典型的な色の補色の関係を示すと次のようになります。
赤−青緑
緑−赤紫
青紫−黄色
補色の関係を知っていることは、色かぶりのレタッチをする上でとても役に立ちます。たとえば、青かぶりしている写真のレタッチでは、青の補色であるイエローを加えて青みを抑えることができます。このように、青かぶりの補正という場合、青色を減らすと発想と同時に、補色を加えるという発想も知っていると、レタッチの選択肢が増えます。ある方法でうまくいかない場合は、別の方法によるレタッチが可能になるのです。
この補色の関係は、色をリング状に示した色相環を使うとわかりやすくなります。たとえば、赤の補色はシアンですが、色相環上ではちょうど反対側に位置しています。このように、反対側に位置する色同士が補色の関係にあるのです。
ちなみにPhotoshopの[バリエーション]という機能は、この色相環と同様の色の並びになっており、補色の関係を把握しながら色の補正ができるようになっています。
また[カラーバランス]という機能は、補色同士の色の加減で色かぶりを補正できます。
⇒
色かぶり (color fogged)
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